・・・趣味の日本古代史で、考古学の対象物である遺物の年代測定方法がしばしば議論になる。
よくあるのが、建物跡から出てくる木材の伐採年代を特定し、その建物化の建設年代を特定する場合などがある。
興味を持っている、弥生時代後期から、古墳時代初期にかけての時代であるが、ほとんど文字記録はない、
近年、奈良県の纏向遺跡で、発掘された3世紀とされる大型建物が邪馬台国時代の当時の最大規模建造物であると判定された。
その建物横の溝から出てきた、大量の桃の種を放射性炭素14濃度を調べて年代を特定したところ、西暦210年~240年と測定された。
今日の新聞記事によると、この時代の放射性炭素14濃度測定結果は、
今まで測定誤差範囲が100年くらいあったが、今年新しく古代日本の年代の分かっている木材が国際的な物差しとなる校正材として採用されて誤差範囲が30年と縮まった、という記事が掲載されていた。
最近までは、この時代の時代測定法としては、昔から、進んでいた土器や銅鏡年代編年研究による時代判定がされてきた。
最近では、木材の年輪の一年の幅を測定し校正曲線と照らし合わせる年輪測定法と同位性放射炭素14測定法が進んできている。
しかしながら、どれもまだ、確たる信頼がないのが現状です。